税の負担は負担者の負担感を重くせず、公平性を保つことが重要である。
公平な課税は、「垂直的公平」(所得の多い者は、少ない者より多い税を負担すること)と「水平的公平」(所得が同じ者同士は同じ額の税を負担すること)とが守られるかたちが望ましい。
垂直的公平はいわゆる、「金持ち」が多く負担すること(累進課税)によって、所得の再分配が行われ、富を公平にするかたちである。
一方、水平的公平については、所得が正しく申告されていれば(所得隠しがなければ)、問題がないのであるが、所得を正しく申告しない者(脱税者)が存在するかぎりは、所得税による、水平的公平は守られないことになる。
住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史