2015年5月アーカイブ

1度目につかまった時に予譲が趙嚢子を感動させた言葉は、

「士は己を知る者のために死す。いま智伯、われを知れり。われ必ず、ためにあだを報いて死せん」でした。

「士は己を知る者のために死す」という有名な格言の元となった話です。

この格言は、"心ある男子は、自分の値打ちを理解してくれる人のためなら、命を捨てることさえ惜しまないものである"という教えです。

私たちはとかく自分の利害、損得、打算、保身をものさしにして生きています。

しかしそれだけでは、人生が貧しくなります。

そうではない生き方もあるのです。

信頼や尊敬という高い次元で結びつく人間関係も存在するのです。

あなたには、予譲にとっての智伯のような人はいますか。

どこまでもこの人について行こうと心から思える、いわば男が男にほれる、そんな人をあなたは持っていますか。

そういう人を見つけましょう。

あなたのすぐ近くに、会社の中に、そういう人は必ずいます。

あなたが尊敬するその人に、あなたの優れた価値を認めてもらえるような生き方をしましょう。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史

現実の世の中は、規則に従って動いているわけではありません。

そこで登場する解毒剤が「システムD」です(Dとは、デブルイヤールからきています。これは、障害をのりこえる術、またはシステムを打破することを意味しています)。

フランス人は形式的なシステムを生み出すことについては優れていますが、同時にそれらをすりぬけることにおいても同じくらい才能を発揮します。

ビジネスの場合においても、この原理は同じように適用されます。

政府は、政治的、経済的、そして社会的なナショナリズムで対応してきます。

産業の保護主義は、工業および農業関係の中小企業にまで及んでいます。

保護主義こそは、政府の経済政策のかなめです。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史

フランスは、二百年もの間、中央集権的な政治、教育そして経済制度によって統一されてきた国であり、ヨーロッパの中でも非常に長続きしている国家の一つです。

よその国の中には、もともと地方主義が強いところへもってきて、ようやく最近になって国家統一をしたことで、国家としてのアイデンティティが薄くなっている国もあります。

しかしそれにくらべ、フランス人であるということはすなわち、画一的ではっきりとした価値観に執着するということを意味します。

フランスは自分と国とを同一視する度合の高い国であるといえます。

そしてコンコルドや英仏海底トンネルなどは、商業的プロジェクトというよりも、国家威信の体現といった意味合いが強いものです。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史

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