2015年6月アーカイブ

入社直後の研修期間に、よくこんな新入社員を見かける。

研修とは、その企業で仕事をしていくうえで必要なことを学ぶ期間だが、自分の配属された部署、または、その研修後に配属されたいと願っている部署に関する研修課目だけしか聞こうとしないのである。

ひどい新入社員になると、隣りの人とおしゃべりをしたり、居眠りをしていることもある。

たしかに、研修中、配属先がまだ決まっていない新入社員にとっては、どうしても興味がもてなくて、おもしろくない研修課目があるかもしれない。

だが、そういう研修課目にも耳を傾けることがたいせつである。

経理の話なんか聞いてもおもしろくない、営業の話は自分には関係ないなどと思って、勝手に決めつけないことだ。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史

最近の若者は、自分には個性がある、自分には自分の適性に合った仕事があると、スタートラインで決めてしまって、それに当てはまらない仕事は、やりもしないうちから「無理だ」「やりたくない」と思ってしまう。

いわば食わず嫌いなのである。

いざやってみれば、自分でも気づかなかった適性を発見したり、仕事のおもしろさを見いだせるかもしれない。

それなのに、最初から毛嫌いしてしまえぽ、そんな機会は失われ、自分で自分の可能性を広げるチャンスをつぶしてしまうことになる。

いったん決まった部署は二度と替われないのでは、などと心配する必要はない。

むしろ、若いうちは視野を広げて、いろいろなことを経験・勉強しておくほうが、長い目で見れば自分にとってプラスになることが多いものなのである。

たとえ自分の希望しない配属先であっても、その仕事をイヤだと毛嫌いせず、とりあえずその部署で一生懸命やってみる。

仕事のおもしろさは、自分で見つけるものだからだ。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史


希望と違う部署への配属

石油の売買は、ドル建てで行なわれるため、決算までのどの時期に円をドルに交換しておくかが、重要な仕事になってくる。

いわゆる為替相場である。

この会社では、交換レートを一円間違えれば、数億円の損失になる。

K君は、経理部にいたおかげで国際金融情勢に明るくなり、のちに営業部に回されたとき、その知識が大いに役に立ったという。

だれでも入社が決まるとひと安心はするものの、つぎに希望と違う部署に配属されたらどうしようという不安を持つものだ。

一般に、配属先は二?三年で替わるものだ。

実際に、配属先に不満をもって、仕事をはじめるまえから会社をやめてしまう新入社員も少なくない。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史

このアーカイブについて

このページには、2015年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2015年5月です。

次のアーカイブは2015年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.12