肥料をわすれずに

モモは枝に密に花がつくため、樹勢が衰えがちです。

肥料を十分に施すことです。

3月3日の桃の節句に生けるモモの花は、矢口(やぐち)という八重咲きの品種が広くつかわれていますが、このほかに赤白まじる源平、箒桃、寒緋、寒白、菊桃などがあり、1メートル以下の倭性品種でアメンドウ(カラモモ)も含めて、非常に花つきのよいのが特徴で、なかには枝が全部かくれるほどに花つきのよい品種もあるほどです。

これほどに花が咲いたあとは、新芽の芽だしが悪く翌年の花つきが少なくなりがちです。

その原因は、1度に多くの花が咲いたことによる樹勢の衰弱によるものです。

毎年平均した花を咲せる樹勢の維持には、肥料をわすれずに施すことです。

1?2月に施した寒肥(主に有機質肥料)は、芽出し期に効きはじめるにいたらず、芽出しを促す速効性肥料を花が咲き終る頃に施します。

花芽は花束状短果枝や短果枝にとくに多くつき、ついで中果枝、長果枝にも多少間隔はあきますがよく花がつきます。

樹勢を保つには短果枝などでは咲く前に蕾を適宜に摘むのもよく、また密生している枝は間引いたり、のびすぎている枝は切り戻すことが樹勢維持のコツです。

夏の土壌の乾燥しすぎは白絹病が、過湿では絞羽病などが根部に発生して、根ぐされをおこします。

植え場所は適当な湿気を保つことです。

住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史


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このページは、-が2016年6月15日 14:48に書いたブログ記事です。

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