特にクロマツでは、元気のよい葉がしゃんとして上向きについていたほうがマツらしいので、垂れ葉をむしるが、アカマツでは女性的な感じを出すために垂れ葉がまじっているほうがよい。
マツの形を一定の大きさに保つためには、あらゆる手段を講じて生長抑制をする必要があるが、葉むしりでは、古葉を取るだけでなく、本年生の葉の下のほうもついでにむしり取って葉数をへらす。
これによって同化養分の生成が少なくなるので、繧化のために効果があるわけである。
みどりつみ以後、生長に応じて摘心、摘葉をくりかえし、9月から12月にかけて剪定と葉むしりで最後の仕上げを行ない、お正月を迎えるのがマツ手入れのだいたいの手順である。
住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史