食べものにしても、成熟しておいしくなる旬のものよりも、味の未熟な「走り」を珍重する。
一番早く食べることに価値をおく。
初ものをよろこぶのである。
企画を立てるときも、このことを忘れてはならない。
内容の充実した企画よりも、一番○○の企画が珍重されるのである。
だから、内容が不十分でも、世界で初めてとか、日本初登場と銘打った初もの企画がよろこばれる。
企画は、学術研究ではないから、論理構成に心血を注いだり、資料の渉猟に走り回って内容の充実を図るよりも、たとえ拙速であれ、まずは、誰よりも早く実行することに値打ちがあるのだ。
このように考えると、新しい企画を成功させるには、とにもかくにも、なんらかの意味での「一番」をつくることに徹すべし、といわざるを得ない。
住宅鑑定風水インストラクター/風水セラピスト・三上靖史